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三国志のゲームがもたらした現代日本での親近感

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photo by Minliang Chen

 

現在の日本では、さまざまな三国志のゲームが作られています。あの「妖怪ウォッチ」のゲームでも、三国志バージョンの「妖怪三国志」が作られましたね。

そのため三国志はエンターテイメント色が強くなり、同時に身近な存在になりましたが、それゆえ間違いを堂々と載せているサイトの問題などもありました。

わたしたちの言う『三国志』って?

当初歴史解説サイトとしてオープンしていた「はじめての三国志」というサイトがあるのですが、解説に誤りが多く、そのため現在はエンタメサイトという看板を掲げ直しての運営を行うことになったという事例もありました。

余談ですが、現代日本で一般に三国志、というと中国四大奇書のひとつである「三国志演義」のことを指します。この作品は中国明代のころ、羅貫中(らかんちゅう/正確な作者は定かではない)によって通俗歴史小説という形をとり、成立しました。なお歴史史料である「三国志」は「正史」とよばれ、明確に区別されています。

三国志はゲームの形で広まっていった

三国志フィギュア
photo by Seika

 

それにしても三国志の魅力とは何でしょうか。やはり武将たち人物の生き様に魅力があふれていることだと思います。そのためゲームでも武将の個性を前面に出した作品が多いのです。

過去にはゲームセンターにも、クオリティの高いイラストで部将が描かれた「三国志大戦」というカードゲームが置かれていました。なおこのゲームは2017年春にスマホゲームとして復活するようです。

他にも、息の長い三国志ゲームとして2009年から続くブラウザゲームでシミュレーションRPGの「ブラウザ三国志」や、2013年から続いているスマホRPGゲームの「蒼の三国志」がありますね。「ブラウザ三国志」は都市開発シミュレーションで力を蓄えたのち戦争をしかけ、統一を行うゲームです。こちらは他のプレイヤーと同盟も行えるといった駆け引きの面白さが、「蒼の三国志」はスワイプによるリアルタイムバトルが人気の要因となっています。

なお「蒼の三国志」を「青の三国志」と間違えて検索してしまう方も多いようですが、くさかんむりの『蒼』が正しい字になります。ですが検索エンジンがGoogleの場合は自動修正を行ってくれて、「蒼の三国志」の検索結果を出してくれます。

元祖の三国志ゲーム

もともと三国志のゲームといえば、光栄(現在のコーエーテクモゲームス)が制作したシミュレーションゲームの「三國志」シリーズが有名ですが、最初のゲーム販売媒体がパソコンであったのにくわえ、硬派なシミュレーションゲームとして成立していましたので、多少敷居が高いイメージがありました。

しかし武将のパラメーターが比較的三国志演義のイメージに沿ったつくりをしていたほか、ゲームバランスも良いシミュレーションだったため、人気のゲームシリーズとなり、コンシューマー機器にも移植されるようになりました。

とはいえ最近は「三國志11」にて多少ゲームバランスが崩れた状態での出荷があり、「三國志12」ではいささかライトユーザー向けに制作されたため従来のファンが満足できないようになってしまった事態などがあったようです。

なお2016年発売の「三國志13」は武将たちの人間ドラマというものに焦点をおいた作りをしているため、全武将でのプレイが可能になっています。くわえて全体的なグラフィックの強化のほか、他メディアの作品とタイアップを行い、武将グラフィックを横山光輝氏の漫画バージョンや、中国の製作したドラマの「三国志 Three Kingdoms」バージョンといったものに変更できる面白い機能が搭載されていました。

スマホゲームでライトゲーマーにまで普及

モニターの前にどっしり腰をすえてプレイするシミュレーションゲームもたしかに魅力的なのですが、現代日本で三国志ファンの裾野を広げたのは気楽にプレイできるという点が魅力の、どこでも遊べるスマホゲーム、インストールなしでも気軽に遊べるブラウザゲームといった分野においてもゲームが作られたおかげといえるでしょう。

いわゆる『吉川三国志』が日本のスタンダード

ところで、日本の歴史小説には『吉川三国志』と呼ばれる吉川英治氏の「三国志」(新聞連載中のタイトルは「三國志」)があります。現代日本での三国志は、吉川英治氏の三国志を原点とするものが多いのです。

北方謙三氏の歴史小説「三国志」や、名作との呼び声が高いNHKの「人形劇三国志」、さらに歴史大河漫画である横山光輝氏の「三国志」(俗に「横山三国志」とも)も『吉川三国志』がその源流となっているのだそうです。

私は「人形劇三国志」や「横山三国志」といった作品は見ていたのですが、なんと「吉川三国志」を素通りしてきてしまっていました。「序」だけを読んでも「なんてもったいないことをしていたんだ!」と直後に後悔してしまうほどの作品でした。現在は桃園の誓いまで読んだところです。

青空文庫にて無料で読むことができる!

青空文庫

photo by Toshihiro Gamo
そして、現在この作品は電子の形なら青空文庫にて無料で読むことが可能です。日本では著作権保護期間が50年であるため、吉川英治氏の著作権が2013年1月1日に消失しました。

近年、著作権法が改正となるかもしれない動きがあったのですが、現在それは止まっています(一時期アメリカとのTPP締結のため著作権保護期間が70年に延長される働きかけがありましたものの、トランプ大統領がTPP締結をほぼご破算にしているため停止しているのです)。

収録されているファイルは新字新仮名の状態であり、「序」および「篇外余録」もきちんと収録されています。

スマホなどで気軽に読みたい、という場合は青空文庫のアプリが多数出ていますので、それを使うのがいいかと思います。

もしくはKindleにて全巻ひとまとめ+地図まで付いた本も販売されていますので(200円ほどと安価です)、購入したらスマホにKindleアプリをダウンロードし、それを使って読む方法もあります。ですが一冊ずつダウンロードするならば全巻無料で読むことが可能です。

アナログの書籍を入手したい場合は新潮文庫版をおすすめします(講談社版は重要とされている「序」と「篇外余録」が削除されています)。

なお、この青空文庫のコンテンツはボランティアスタッフが行う入力作業で作られています。作者への感謝とともに、その方々への感謝も忘れず読みたいものです。

https://www.gamecity.ne.jp/sangokushi30th/

http://www.aozora.gr.jp/

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